更年期症候群
症状や外的要因をしっかりと見極めて治療をおこなうことが大切です。
更年期の悩みは、ほてりや頭痛・肩こりといった具体的な症状から、何となく気分がすぐれない・落ち込み・鬱症状まで多岐にわたります。ホルモンの減少が原因とされる症状の場合は、ホルモン補充療法が有効ですが、更年期と子どもの巣立ち、反抗期、ご主人の退職などさまざまな環境的要因が重なって引き起こされる精神疾患やメンタル症状などは、ホルモン治療は有効ではありません。
したがって、症状や背景、環境などしっかりとカウンセリングをおこなった上で、見極めて治療をおこなっていくことが大切です。
更年期の治療がすべてホルモン補充療法ではありません きちんと患者様のおかれている環境、精神面、体調面を考慮し、治療にあたります。
ホルモン補充療法
更年期以降に急激に低下する卵胞ホルモン(エストロゲン)を薬剤で補うことにより、更年期以降の種々の障害の治療や予防をする方法です。
こんなお悩みのお声をいただいております。
- 48歳の母が、肩凝りや頭痛、だるさがどうにもひどく婦人科に行こうか迷っています。
- 50歳です。顔のほてり(上半身から汗が出ますが主に顔)がひどく、クビや肩、背中の凝りもあり、全身の怠さも強いです。
- 40代後半なのですが、最近、頭痛・ふらつき・寝つきが悪い・気分のふさぎなどの不定愁訴に悩まされています。
更年期といっても症状はひとそれぞれ異なります。
身体的症状と精神的症状が重なっている方もいます。症状がどこからきているのか?何が原因かをきちんと見極め治療方法を見つけていきます。